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歯科コラム

TCH(Tooth Contacting Habit)〜歯牙接触癖〜 vol.2

TCH(Tooth Contacting Habit)〜歯牙接触癖〜 ver1に続き、その治療法についてご紹介します。

まず代表的なのが

リマインダー療法(生活指導)です。

リマインダー療法とは、

無意識に行われている歯ぎしりや食いしばりをまず自覚して、

それらを止めるように意識していくことで取り除いていく方法です。

日頃から目につきやすい場所や、携帯のアラームでも構いません。

その合図を目にしたり耳にしたときに、その瞬間噛んでいないかどうかを確認してください。

もし、そのときに噛み締めているようであれば意識的に口を開けて上下の上下の歯を離す習慣を身に付けましょう。

次に、マウスピース(ナイトガード)

これは歯ぎしりやTCHを治療するものではありません。

ナイトガードの効果としては

歯ぎしりの衝撃や摩擦をマウスピースが吸収し、歯やあごにかかる負担を軽減する

歯ぎしりの音を減らし、睡眠の質を向上する

顎関節症や不正咬合などの原因となる噛み合わせのバランスを調整する

知覚過敏や歯周病の予防

などがあります。

最後に最期に咬筋ボトックス治療薬

筋肉の働きを緩めた状態にするボツリヌス菌から抽出したタンパク質を咬筋に注射します。

簡単にいえば注射することで強すぎる咬筋を緩め食いしばり・歯ぎしり・顎関節症を改善するという効果を得ることができます。

咬筋ボトックス治療は保険適応外となります。

これらの治療法を用いて長く健康的な口腔内を維持するとともに、

日々のお口周囲の緊張をほぐしてあげることを目的として行います。

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