こんにちは、荻窪ステーションサイド歯科の向井です。
新型コロナウィルス感染症も5類に変更され、マスクを取る機会も増えてきましたが、今まで隠れていた口元が周りから見られる機会も増えてきたかと思います。そこで今まで気にならなかった歯の色が気になるようになった方も多いかと思います。芸能人のような白い歯になりたい、以前と比べて歯が黄色っぽい気がするetc…
ホワイトニングってよく話を聞くけどイマイチよく知らない。そんな方も多いかと思いますので仕組みについてお話ししたいと思います。
ホワイトニングは大きく分けて2つの方法があります。
ホームホワイトニング
オフィスホワイトニング
この2つがあります。
ホームホワイトニングは自宅で出来るホワイトニングです。歯科医院で型取りしてご自身に合ったマウスピースを作成し、そこにホワイトニング用の薬剤を入れて装着することでご自身のお好きなタイミングで歯を白くすることができます。
オフィスホワイトニングは歯科医院で行うホワイトニング方法です。歯科医院でしか使用できない高濃度の薬剤を用いることで短期間でホワイトニングを行う方法です。
ではそもそも歯がなぜ白くなるのか。
ホワイトニング剤の歯を白くする主成分は過酸化水素です。
過酸化水素は構造として非常に不安定な物質です。
化学式で言うと、H2O2。
これは水であるH2Oになろうとする傾向があります。そこで遊離した酸素原子が周囲の物質と結合しようとします。その作用を利用して歯の内部にある着色物質と酸素原子が結びつくことで歯の内部の着色を浮かせていく。
これがホワイトニングの原理になります。
厳密に言うと、オフィスホワイトニングは過酸化水素、ホームホワイトニングは過酸化尿素と別の物質にはなりますが、原理は同じと思ってもらって大丈夫です。
ホワイトニングの注意事項としましては
歯がしみることがある
被せ物や詰め物自体の色は変わらない
歯の表面にある着色などはクリーニングでないと落ちない
などが挙げられます。
少し難しい話にはなりましたが、歯を白く綺麗に保ちたいと言う気持ちはみなさんお持ちかと思います。気になることがあればぜひご相談ください。