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歯科コラム

「もしかして歯周病?」初期症状を見逃さないためのセルフチェックと歯ぐきの健康管理の始め方

こんにちは、院長の向井です。

天気予報では厳しい寒さも2月はじめまで続き、空気の乾燥もいっそう進むそうです。
空気が乾燥するこの季節、お口の中がネバついたり、乾きを感じたりすることはありませんか?

実は、そうした「ちょっとした違和感」が、歯周病の入口になっていることも少なくありません。
歯ぐきが腫れる、血が出るイメージのある歯周病ですが、初期のうちは痛みが出にくく、気づかないまま進んでしまうことがある病気です。

今回は、ご自身で今すぐできる「歯周病のセルフチェック」と、初期症状の見分け方をわかりやすくまとめます。

歯周病って、どんな病気?

歯周病は、歯の周りにたまるプラーク(歯垢)の中の細菌がきっかけで、歯ぐきに炎症が起きる病気です。
進行すると、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けて、歯がグラついたり、最終的には歯を失う原因にもなります。

そして厄介なのが、初期の段階では自分で気づきにくいこと。
だからこそ「サイレントディジーズ(静かなる病気)」とも表現されることもあります。

あなたの歯ぐきは大丈夫?セルフチェックリスト

まずは鏡を見ながら、当てはまるものがあるか確認してみてください。
(※これは診断ではなく、あくまで「気づくためのチェック」です。気になる方は歯科で検査をおすすめします。)

  • 歯みがきのときに出血することがある
  • 朝起きたとき、口の中がネバネバする
  • 口臭が気になる/指摘されたことがある
  • 歯ぐきが赤く腫れることがある
  • 歯ぐきが下がって、歯が長く見える気がする
  • 歯と歯の間に物が詰まりやすくなった(すき間が増えた気がする)
  • 硬いものが噛みにくい/歯がグラつく気がする

1つでも当てはまるものがあれば、歯周病(歯肉炎〜歯周炎)の可能性があります。
「なんとなく…」の段階でいいので、早めに状況確認しておくと安心です。

「えっ、血が出るだけで歯周病なの?」と思った方へ

出血は、歯周病セルフチェックの代表的な項目の一つです。
もちろん、磨く力が強すぎたり、歯ブラシが合っていなかったりして出血することもあります。

ただ、ここで大事なのは、「出血が続く」「同じ場所から毎回出る」というケース。
その場合、歯ぐきに炎症が起きているサインとして疑ってよいことが多いです。出血は、歯ぐきが「ここ、細菌が溜まってつらいです!」と出しているSOSだと思ってください。

痛みがないからこそ、こういうサインは大切に拾いたいですね。

歯周病の進行を止めるのは早めのリセット

歯周病のスタート地点はシンプルで、「汚れ(プラーク)が溜まる」ことです。
プラークはただの食べかすではなく、細菌が集まってできた塊のようなもの。

これが歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)に入り込み、炎症を起こしていきます。

そのまま放置すると、歯石ができて表面がザラつき、さらに汚れが付きやすくなる…という悪循環に。

少し砕けた言い方をすると、
「汚れが溜まって、歯ぐきが風邪を引いている状態」です。風邪も、ひどくなる前なら軽く済みますよね。
歯ぐきも同じで、早い段階で“リセット”してあげるのがコツです。

セルフチェックリスト、当てはまったら次にやること

セルフチェックで気になる項目があった方へ。
ここから先は、やることを「順番」で書きます。

1. まずは今日から、歯間のケアを足す

歯ブラシだけだと、歯と歯の間はどうしても磨き残しが出やすいです。
デンタルフロス/歯間ブラシを足すと、汚れの取り残しを減らしやすくなります。

2. 出血が続く/腫れがあるなら、歯科で検査を

歯周病は、初期ほど自覚が少ないため、歯科医院での検査が重要です。
検査では、歯周ポケットの深さを測る「プロービング検査」や、必要に応じてレントゲンで骨の状態を確認します。

3. 歯石がある場合は、プロのクリーニングでリセット

歯石はセルフケアだけでは除去が難しく、医院でのクリーニングが有効です。
PMTC(歯石除去・歯面清掃)では、ホームケアでは行き届かない部位を中心に、歯石やプラークを除去・研磨します。

「歯科医院では何をするの?」を先にお伝えします!

初めての方や、久しぶりの方はここがいちばん不安ですよね。
当院に限らず一般的には、歯周病のチェックは次の流れです。

  • 歯ぐきの状態の確認(腫れ・出血の有無)
  • 歯周ポケットの検査(プローブで深さを測定)
  • プラーク付着の状況チェック
  • 必要に応じてレントゲンで骨の状態の確認

まずは現状把握から。ここをすっ飛ばさないのが、歯周病ケアのいちばんの近道です。

歯周病は早いほど、軽く済みます

歯周病は、早期発見・早期ケアができれば、必要以上に怖がる病気ではありません。
大切なのは、SOSサインを見逃さず、ひどくなる前に整えることです。

「しばらく歯医者に行っていないな」
「いまの自分の歯ぐきの状態を、一回ちゃんと知りたいな」

そんな方は、ぜひ一度、買い物やお散歩のついでにでもお立ち寄りください。
荻窪の皆さまが、一生ご自身の歯でおいしく食べて、気持ちよく笑えるように、丁寧にお手伝いします。どんな小さなことでも、お気軽にご相談ください。

参考文献・出典元

この記事の監修・執筆者
院長 向井 昌大

向井 昌大(むかい しょうた)

荻窪ステーションサイド歯科・矯正歯科 院長 / 歯科医師

九州歯科大学を卒業後、都内歯科医院での研鑽を経て、2023年に当院を開業。患者様が「歯を意識しすぎず生活を送れること」を理想に掲げ、予防歯科を中心とした親身な診療を行っています。

  • 日本歯科医師会 会員
  • 東京都歯科医師会 会員
  • 日本歯周病学会 正会員
  • 日本口腔インプラント学会 正会員

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